茨城県 筑西(ちくせい)市で、移住体験ができる1泊2日のツアー「筑西 Well-being life 〜茨城県筑西市で体も心も健康に〜」。SAGOJOの旅人も参加した、本ツアーの様子をレポートします! “Well-being” とは、肉体的・精神的・社会的のすべてが満たされている状態にあることを指し、このツアーは「豊かな緑と住環境がそろう筑西市で、体も心も健康になる」を体感することがコンセプト。次の4つが主なコンテンツです。 自然と触れ合える農業体験 四季織りなす空間でマインドフルネス 心身リフレッシュできるアクティブ・レジャー 筑西市の誇る食コンテンツ 筑西市の名所や食を堪能しながら、先輩移住者さんのお話を聞く機会があるなど、筑西市のことを知りながら実際に住むことをイメージできる移住体験ツアーでした。 ツアー参加者は7組9名。ツアーに参加するまで筑西市を知らなかった方も多く、2日間を通して、筑西市について深くたくさんのことを知る機会になったのではないかと思います! 都会じゃないけど田舎すぎない、いろんなことが “ちょうどいい” まち・筑西市 茨城県の西部に位置する筑西市は、平成17年に下館市・関城町・明野町・協和町の1市3町が合併し、誕生しました。豊かな自然と肥沃な田園地帯に恵まれ、県内および国内有数の農産物の出荷量を誇ります。 例えば、梨・こだますいか・そば・きゅうりなど、1年を通してさまざまな野菜や果物などの名産品を楽しむことができます。また、日本百名山に選出された茨城県を代表する山「筑波山」の西側に位置することから、市内のどこからでも綺麗な筑波山を望むことができます。 「田舎暮らしはしたいけど、都会に近い場所に住みたい」という希望を叶えられるのも、筑西市の魅力のひとつ。 東京駅からは、東北新幹線 小山駅でJR水戸線に乗り換え、筑西市の下館駅まで最短約70分という近さ。車の場合は、常磐自動車道「谷和原IC」から国道294号線を利用して約60分です。都内に用事があるときなど、いざという時に気軽にアクセスできるのも嬉しいポイントです。 -1日目- 食べて、体を動かして。筑西を五感で満喫 東京駅から新幹線に乗車し、40分。うとうとする間もなく、茨城県のおとなり・栃木県 小山駅に到着しました。ここで筑西市の職員の皆さんと合流し、マイクロバスに乗って筑西市に向けて出発! バスの中では市の概要について説明を受けたり、参加者の自己紹介をしたり。参加者の皆さんが初対面とは思えないほど和気あいあいとした雰囲気のなか、約30分で筑西市に到着です。 10:00 無農薬ベビーリーフの収穫体験 まず行ったのは、ベビーリーフの収穫体験。農薬や化学肥料を使わない有機野菜の栽培や、有機肥料も使わない自然栽培という方法で、美味しく体にも優しい野菜づくりをしている『農業生産法人レインボーフューチャー』での体験です。 「肥料を与えていないのにどうして野菜がすくすく育つのか」と聞くと「科学には説明できない何かがあるんだよ」と微笑みながら話す農家さん。そんな肥沃な土地の中でも最も野菜が育つという畑で、グリーンオークやレッドロメインなど5種類のベビーリーフを収穫しました。 採ったベビーリーフは洗わずそのまま食べても美味しくて、ついついつまみ食いをしてしまいます。 収穫体験が終わった後には、農家さんのご厚意でフルーツのような旨味と糖度が特徴の「寒締めフルーツにんじん」と、少量の広島県産レモンを使用した「にんじんジュース」をいただきました。お土産に大きいサイズを何本も購入する人がいたりと、参加者の皆さんにも大好評でした。 11:30 自然と歴史が広がる公園で新そばを堪能 つまみ食いでお腹が膨れつつ次に向かったのは、キャンプ場やバーベキュー場、ピクニック広場など自然を思いっきり楽しみながら、遺跡や古墳などの歴史も感じることができる施設「宮山ふるさとふれあい公園」です。 近年のキャンプブームもあり、週末は多くの人で賑わっています。この日も紅葉に囲まれながらキャンプを楽しむ人の姿が見られました。 昼食は、併設されている「あけのアグリショップ」の茨城名物「常陸(ひたち)秋そば」をいただきました。筑西市は常陸秋そばの一大産地でもあり、11月中旬から12月にかけては秋に収穫されたばかりの新そばを味わうことができます。 太くてしっかりとした歯応えに、風味豊かで芳醇な香りが口いっぱいに広がる美味しさでした。市内には他にも個性豊かな名店があるそうで、常陸秋そばの食べ歩きをするのも楽しそう。 13:00 サイクリングで筑西市を散策 お腹がいっぱいになったところで、次はコミュニティサイクルに乗って体を動かしながら、筑西市を散策します。 コミュニティサイクルは電動アシスト付きで、市内8か所に24時間いつでも返却することができるため、市内散策にぴったり。筑西市役所前から「道の駅グランテラス筑西」を目指して、寄り道をしながらの5.1kmのルートをみんなで走ります! サイクリングのガイドをしてくれたのは、筑西市でサイクルツーリズムによる地域活性化を進める、地域おこし協力隊の谷島さんです。谷島さんはこれまでに20回以上、筑西市でサイクリングツアーの企画・アテンドをしているのだそう。 最初に立ち寄ったのは、筑西市立中央図書館。筑波山が望める見晴らしのいい図書館です。 とても広い館内には、大人用・子供用ともに充実した本が並び、なんと図書・紙芝居は冊数の制限なく借りられるとのこと。ゆったりとした館内でお気に入りの一冊に出会えそうです。 つづいて、勤行(ごんぎょう)川沿いの勤行緑地でひと休み。勤行川では、毎年11月中旬から12月上旬にかけて、鮭が産卵のため遡上する姿を見ることができます。 「鮭が帰ってくるまち」として知られる筑西市では、市街地のさまざまな場所で遡上する鮭の姿を見ることができますが、街中でこのような光景が見られるのは大変珍しいこと。地元の方曰く、川の堰をがんばって乗り越える鮭の姿に毎年感動するのだとか。今回はあいにく見ることができず残念です。 ついにゴール地点の「道の駅グランテラス筑西」に到着! 電動アシスト付き自転車なので、1時間弱のサイクリングでした。まったく苦にならず、筑西の穏やかな風景と街並みを味わいながら走ることができました。 14:00 観光客も地元の人も楽しめる道の駅 「グランテラス筑西」は北関東最大級の複合型道の駅です。施設内には、農産物直売所やバーベキュー場、野外ステージ、ドッグランなど屋内外で楽しめるスポットがたくさん! また、ご当地グルメや地元のお土産、工芸品なども豊富に揃っています。観光客はもちろん、地元の方もたくさん遊びに来ており、とても賑わいのある道の駅でした。参加者の皆さんも、思い思いのお土産をGETしてお買い物を楽しんだ様子です。 15:00 古民家カフェでひと休み 1716年創業の茨城県を代表する酒蔵「来福酒造」が手がける古民家カフェ『OMI CAFE』でひと休み。『OMI CAFE』は、今はもう後継ぎがいない国登録有形文化財である古民家「旧尾見家住宅」を “残したい” という想いと、来福酒造の日本酒を後世に “伝えたい” という想いから、2023年6月にオープン。店内はかまどや薪ストーブ、1枚板の大きなテーブルがある素敵な空間です。 「旧尾見家住宅」を利用していた頃から残る器をつかった「尾見ぷりん」とドリンクのセットをいただきました。酒粕を使用したコーヒーや甘酒など、日本酒にちなんだドリンクやメニューも豊富です。 お店の前には看板猫のあいちゃんがいて、たっぷり愛嬌を振りまいてくれました。隣接する来福酒造の直営店では、日本酒はもちろん、焼酎・果実酒などをお土産に購入することもできます。 17:00 ホテル着、そしてフリータイム あっという間に1日目が終了です。初日から盛りだくさんの体験を通して、地元の方の優しさや明るさを感じられた1日目でした。 せっかくなので下館駅周辺を散歩してみました。駅周辺にはスーパーや日用品店はもちろん、たくさんの飲食店が揃っているので、食べ歩きを楽しめそうです。 一方、駅から15分ほど歩いたところには、川や大きな公園があって自然を身近に感じることができました。空気が澄んでいて、星空も綺麗でした。 -2日目- 心を整えて、未来の暮らしを考える 少し早起きをして、筑波山に昇る朝日を拝みに川のほとりへ行ってみました。 ツアー参加者はアクティブな方が多く、同じように朝日を見に出かけたという方もちらほら。2日目の体験内容も豪華なので楽しみです。 8:00 神社で朝ヨガ体験 1日の始まりは、早起きをして体を温めます。朝の澄んだ空気のなか、下館駅周辺の街並みを眺めながら、みんなで歩いて体験場所へ。 ヨガ体験を行ったのは、夏の4日間にわたって開催される県内屈指のお祭り「下館袛園まつり」の中心となる羽黒神社です。 地元の人からも親しまれている由緒ある神社で、朝ヨガを体験しました。普段は入ることができない拝殿でヨガをする緊張感と、鳥のさえずりが聞こえる静けさの中で行う開放感が心地よく、体がすっきりしました。徐々に体も温まってきて、心と体が満たされます。 9:30 移住セミナーと先輩移住者交流会 つづいて、移住セミナーと先輩移住者との交流会です。ホテルニューつたや内にある「コワーキングスペースさくら」で行いました。 移住セミナーでは、筑西市のグルメや年間のイベント、遊ぶ場所など市の概要と、移住制度や仕事、起業支援などのサポート体制について紹介していただきました。 移住を考える際には、こうした支援について調べるのも重要です。筑西市では、国が行っている支援のほか、市独自で提供する制度もあり充実している印象を受けました。※詳しくは記事の下部をご覧ください。 先輩移住者との交流会では、関東圏から移住された2組のご家族からさまざまなお話を伺うことができました。笑い話も交えながら、筑西市の暮らしについて、ざっくばらんに聞いていきます。あっという間に時間が経ってしまい、皆さんまだまだ話し足りない様子。 移住して良かったことや、逆に不便になったことなど、実際に移住した方の率直なお話をを聞くことで、より筑西市での生活がイメージしやすくなりました。 12:00 時代を感じながら懐石料理を堪能 昼食は、国登録有形文化財である懐石料亭『食の蔵 荒為(あらため)』で、懐石料理をいただきました。 江戸・明治・大正と時代とともに増築され、各時代を反映したデザインが取り入れられていることから、部屋ごとに雰囲気が変わるような趣のある建物でした。豪華すぎる懐石料理は、見た目も味わいも楽しめる逸品です。 13:30 初めての坐禅体験 2日間の移住体験ツアーもあっという間に時間が経ち、これが最後の体験です。筑西市随一の紅葉の名所である「最勝寺」で座禅体験をしました。 普段の生活では “無の状態で精神を整える” という時間はなかなか作れないもの。ほとんどの方が初めての座禅体験ということで少し緊張感もありましたが、心を落ち着かせるとても良い経験になったと感じています。 座禅体験の後には、住職さんにお寺の屋内・庭園を隅々まで案内していただきました。 最勝寺の庭園は、彼岸(あの世、悟り)にたどり着くまでのあいだ導いてくれるという十三仏の教えを元に作庭されていて、「庭を進んでいくと次々と仏さまが現れ、迷うことなく正しい道を歩んでいける」という想いが込められています。登ると有頂天になるという岩山があり、住職さんが実演しながらひとつずつ丁寧に意味を教えてくれました。 境内の紅葉も素晴らしく、ずっと眺めていられるほど美しいお寺で、振り袖姿で記念撮影をしている人の姿も。立派な錦鯉も泳いでいて、水面に浮かぶもみじとの相性がぴったりでした。 ツアーを終えて 筑西市を目いっぱい味わうことができた移住体験ツアーもついに終了。最後には、筑西市の選りすぐりのお土産をもらって、帰路につきました。筑西市について深く理解し、体験できた2日間でした。 今回わたしが参加した「筑西 Well-being life 〜茨城県 筑西市で体も心も健康に〜」という筑西市移住体験ツアーは、地元の美味しい食を堪能したり適度に体を動かしたりと、筑西市の魅力を五感で感じ、心身ともに満たすことができる内容です。盛りだくさんすぎるほどいろいろな体験ができ、とても濃い2日間になりました。 「都会じゃないけど田舎すぎない、いろんなことが “ちょうどいい” まち」。いや、「 “ちょうどいい” 以上の魅力あふれるまち、筑西市」のリアルな空気を味わい、今まで以上に移住を身近に感じることができました。 筑西市の移住支援制度について 筑西市には多くの移住支援制度があり、移住定住応援サイト『ちくせいかつ』では移住に関するさまざまな情報を得ることができます。サイト内にある「助成制度シミュレーター」を使い、自分の状況を選択していくと、対象となる制度が表示されるので気軽に試してみてください。 また、「実際に筑西市を訪れてみたい!」という方には、宿泊費を助成する「移住希望者滞在費補助制度」や一人ひとりの希望に沿った市内案内をする「オーダーメイドツアー」もあるので、ぜひ活用し筑西市の暮らしを体感してみてください! きっと私のように、「 “ちょうどいい” 以上の魅力あふれるまち」を感じ、移住のイメージが具体的になるのではと思います。市の移住担当の方々もフレンドリーで、「市内案内や制度説明など、些細なことでもお気軽にお問合せください!」とのことでした。少しでも筑西市に興味が沸いたら、一度お話を聞いてみるのも良いかもしれません。 お問い合わせ先 筑西市地方創生課 電話:0296-22-0500 メール:sousei@city.chikusei.lg.jp ▷移住定住応援サイト『ちくせいかつ』 筑西市の移住担当の皆さん